父との関係を癒す
幼い頃は誰しもそうだと思うけど
昔は父を尊敬し、少し恐れ(畏れ?)ていたと思う。
力では絶対に勝てないし、知識においても勝ち目はない。
当然だ。
生きてきた年数が違う。
経験が違う。
今考えれば当然のことだが、当時はただ畏れ敬っていた。
側から見ればどこにでもいる普通の父親ではあったが、幼い頃の自分は父を『神』のように感じていたのかもしれない。
父が全能ではないと知った日
思えば、自分はよく質問する子どもだったと思う。
疑問に思ったことは、よく父に聞いていた。
そして、父はなんでも答えてくれていた。
その答えを、素直に信じていた。
しかし、ある時、父が『本当の答え』以外を言っていることがあることに気がついた。
ウソを言っているわけではない。
でも、父は答えを知らない時には推測で答えたり、単に知ったかぶりしている時もあると気がついた。
その時まで『神』のように信じ、畏れ敬っていた父が『ただの人間』であると気付いてしまった。
それからというもの、知ったかぶりや、曖昧な答えに怒りすら感じるようになった。
そのことで何度か喧嘩したこともあった。
自分が、雑学や教養にこだわるようになったのも、この経験からきていると思う。
小さいが確かな『キズ』がそこにはあった…
気付いたら変われる
父との関係に漠然と感じていた違和感。
その『正体』にやっと気が付くことができた。
気が付いたら変わることができる。
キズのできた違和感ある関係を改善していくことができる。
心理学の世界では、父との関係に傷があると仕事や収入に影響があるらしい。
今、ほんの少しずつだけど、関係を癒すことができた。
これからどうなっていくのか…
少し不安だけど、楽しみでもある。